2013年度  東京福祉専門学校

精神障害者の地域生活の充実を目指して
〜自己発信から行動変容へとつながるプログラムの実践〜


2013_tcw

抄録

1. はじめに

私たちは精神保健福祉士を目指し、施設や病院で実習を行った。実習の中で、精神障害を持った方より「自分の考えを話す機会が少ない」「自分の話ができるって楽しい」また、「日によって気分に浮き沈みがある」「ストレスを発散する方法がわからない」といった声を聞いた。

このことから私たちは、精神障害者が地域生活をする中で、「自らの考えや思いを、自ら他者に伝える機会」が少ないのではないか、また、「気分を良い状態に保つこと」が難しいのではないか、と考え、研究することとした。