2013年度  東洋医療専門学校

遠心鋳造による陶材焼付用コバルトクロム合金の鋳込み率について


2013_toyo

抄録

A. 目的

近年,歯科用貴金属合金の価格が高騰しているため,比較的安価なコバルトクロム合金(以下 Co-Cr 合金とする) が陶材焼付用金属として注目されている.

高融点である Co-Cr 合金の鋳造には通常,高周波真空圧迫鋳造機が用いられている.

そこで,一般的に用いられるガスと酸素のバーナーで遠心鋳造を行い,高周波鋳造と遠心鋳造の鋳込率の比較を試みるために実験を行った.