2014年度  福岡ECO動物海洋専門学校

アリゲーターガー剥製プロジェクト


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抄録

2014年1月15日福岡県北部遠賀川で、全長116cm、体重12kgもある北米原産の肉食魚アリゲーターガーが捕獲され、1ヶ月後に死亡しました。 捕獲した国土交通省遠賀川河川事務所は、その処置を検討し外来種が日本の川に及ぼす影響を啓発するために剥製にすることが決まり、本校に剥製制作の協力依頼がありプロジェクトが始まりました。皮や鱗が固く一般的な魚の剥製方法が通用せず、独自のやり方で剥製制作を行い2ヶ月の期間を掛けて完成させ国土交通省遠賀川河川事務所に贈呈しました。 また、魚の年齢を計測する耳石調査を九州大学の研究室に依頼し、その結果6,7年冬を越したことが分かりました。 このようなペットの放流を防ぐために、地域の小学校において、環境教育の啓発活動に剥製が活用されました。 その功績により国土交通省遠賀川河川事務所から、2015年1月23日に感謝状をいただきました。