Ｉ．はじめに

私たちは実習先で恋愛や結婚に関する問題に直面している知的障害のある方と関わり、その中で恋愛や結婚をするという自己決定をする難しさを知ることになった。先行研究を調べていく中で、ノーマライゼーションの理念が広く認められてきていて知的障害者が結婚を望んでいるにもかかわらず、結婚者数が極端に少ないのは問題ではないかと考えた。そこで、ソーシャルワーカーが問題を抱えている当事者とどのように寄り添い、支援しているのか知りたいと考えた。