2019年度  神戸製菓専門学校

日本の伝統食材を世界へ




作品概要

緒言

2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催国として世界各国からたくさんの人が集まる日本。企画開発ゼミはお菓子を通して日本の文化や歴史を海外の方に知ってもらいたいと考え、スイーツを新しい形で世界にアピールするために日本の伝統食材である「海苔」と「白味噌」を使ったチーズケーキを考案、製作した。

方法及び結果

発酵食品である味噌は塩分が多く味が濃いため、チーズの持つ独特の香りとの両立を目指して試行錯誤し、材料の微調整を繰り返して配合を決定。焼海苔を使用した土台部分のクッキー生地は厚さや焼成温度にこだわり、チーズ生地との調和をとるため試作を重ねた。結果、甘さの中に程よい塩分がマッチした味のバランスの良いケーキが完成。通常洋菓子に使われない珍しい食材を使用することで、これまでにない観点から洋菓子作りに臨み、幅広い年代の方に食べていただける新しいスイーツを考案した。