2019年度  福岡スクールオブミュージック&ダンス専門学校

~地域・社会貢献プロジェクト 肢体不自由の子供達へ音楽を~
福岡市立今津特別支援学校 音楽鑑賞会の取り組み

作品概要

緒言<背景・目的>

今津特別支援学校のほとんどの子供たちは車椅子生活を余儀なくされています。今回の依頼の背景には3年に1度、PTA友愛バザーの収益金還元事業として子供達へ何か芸術を提供したいというものがあり、その理由として一般のコンサートは他のお客様もいる環境の為、静かにしなければならなかったりと普段音楽や芸術に触れることすら難しい状態とのことでした。是非、この機会に子供達には音楽・芸術に触れてほしいというスタッフ、および保護者様の強い想いがありました。

方法及び結果

2019年3月25日に学生向けのオリエンテーションを実施。そこには今津特別支援学校の副校長様やこの学校へ通う子供の保護者様にもご来校して頂き、どういった趣旨で今回の音楽鑑賞会が実施されるのかを学生全員で目的の共有をしました。そこから2019年5月10日の本番日に向けて動き出しました。実際に学校へ訪問し、普段の様子を見学したり、校長先生とも対談をしました。また50分のセットリストを講師と共に考案し、その中には今津特別支援学校の校歌もゴスペルアレンジをし、準備をしました。本番当日、多くの子供達、保護者様、そして学校スタッフ含め、約100名ほどが集まって頂きました。そして本番終了後には沢山の有難いお言葉を頂くことができ、またこの音楽鑑賞会を通して学生も「歌う意味」や「目的」を再確認することができました。