抄録
動機
平成21年6月の新薬事法の施行に伴い、ドラッグストアやコンビニエンスストアなど、さまざまなところで気軽に医薬品が買えるようになった。現在、お薬手帳は調剤薬局で手に入ると認識されている。調剤薬局で薬を処方してもらうと、お薬手帳を手に入れることができるが、ドラッグストア・薬店では、お薬手帳が使われていないのが現状である。
セルフメディケーションの推進により、一般用医薬品を使用する人が増えている。薬の副作用や飲み合わせについて正しく理解してもらうためにも、一般用医薬品の正確な情報を消費者と販売者が確認できるようなお薬手帳が必要ではないかと考える。