2012年度  東洋医療専門学校

発泡ウレタンを用いた眼窩部エピテーゼの製作 ~軽量化への試み~


2012_toyo

抄録

A. 目的

 眼窩部エピテーゼの顔面欠損部への固定方法は,大きく分けてインプラントによる機械的維持と,専用の接着剤による皮膚への接着の2つがある.インプラントはアバットメントで固定するため,重量による脱離への影響が少ないのに対し,接着剤による接着は重量による剥離の影響が大きい.

 そこで,接着剤を使用する眼窩部エピテーゼの重さの改善を図るため,重量の少ない発泡ウレタンを使用し,エピテーゼの軽量化を試みた.