2012年度  日本医歯薬専門学校

副作用の適切な情報提供


2012_nhs

抄録

1. 序論

 まず初めに卒業研究のテーマの話し合いのころを振り返ろうと思う。

 最初に出てきたのはクレームについて。クレームはどんな時に来るのか、クレームを言うお客様の心理はどうなのか、クレーム客からリピーターになるのはどういう場合なのか。「売価違いを無くす」こと、「プレートのずれを直し、売価の勘違いを減らす」など様々な意見が出た。しかしなかなかテーマが決まらず、店側の視点ではなく一度消費者目線で考えてみようとなり、「お客様へ来店回数でプレゼントを用意する」や「混雑時におけるサービス」など新たな意見が多数出た。この話し合いの中でふと「薬の添付文章の副作用についての項目を気に留めているお客様はいるのだろうか。」という疑問が浮かび、「薬の副作用について」という最初のテーマが決まった。

 そこから、調査結果により、「お客様にいかに副作用を広めるか」に変更。さらに、むやみに広めてお客様に薬は危険なもの、という認識を植え付けてしまうのも良くないということで、現在の「副作用を適切に伝えるには」というテーマにまとまった。