2021年度  東京福祉専門学校

オンライン散歩がもたらす心理的効果
~ZOOMを活用した新たなレクリエーションに向けて~



抄録

緒言<背景・目的>

新型コロナウイルスが蔓延している中、実習で利用者が感染拡大を防ぐため、外に出ることが出来ず窮屈な思いをしていることを感じた。この経験から授業で使ったZOOM等のオンラインコミュニケーション機器を上手く活用すれば外出を疑似体験ができるのではないかと考えた。
 そこでオンラインサービスの中のZOOMを使い散歩をすることで、まず利用者の窮屈な思いを軽減することができるのではないかと考えた。そして将来的には、利用者の笑顔の増大を図り、生活の意欲向上に繋げることができるではないかと考えた。

方法及び結果

研究方法として、デイサービス利用者と学生をZOOMで繋ぎ、コミュニケーションを図りながら散歩を行った。
評価方法として、利用者へアンケート・職員へアンケート及び様子の観察を行った。
場所は、利用者に馴染み深い公園を選んで行った。

このオンライン散歩を行ったことで、利用者の行ってみたい場所や、帰りたい場所などの思いを引き出すことができた。利用者の声から昔のことなど、記憶の想起につながった。
この研究をきっかけに実際に外出する利用者も居たことが事後調査によって明らかになった。
結果、感情及び行動の変化がみられ、生活意欲の向上に効果があった。

スライド



スライドP14挿入映像



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スライドP16挿入映像



発表風景